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龍が如くドラマ全6話を見て思ったこと。

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こんにちは、しょーりです。
アマプラの龍が如くドラマ版を見た感想を語っていこうと思います。

ちなみに龍が如くシリーズは、0、1(極も)、2(極も)、3、4、5,6,7、オブジエンド、見参、維新、7外伝、クロヒョウシリーズをやってます。なのでだいたいやってます。8はRPGがイヤだったのでYouTubeでストーリだけ見ました。7はたまたまPSPlusでできたから一応やったけど、やっぱりRPGはだるいだけでクソつまらんから一刻も早くやめて元のバトルに戻してほしい勢です。8外伝楽しみ。

と言う感じで龍が如くの結構なファン&毎年20個くらいはドラマ観てるドラマ好きの感想です。

それでは本題ですが…

開始90秒で「桐生一馬はこんなこと言いません」って原作ファンをがっかりさせてくれる迷作です。
龍が如くファンの「それだけはやったらダメだろう」をことごとく狙い撃ちしてきたという意味では本当に「見事」な作品でした。人生初の0点(いい所もほんの少しあるけど悪いとこが多すぎるからトータルで)ですね。

龍が如くファン必見です。ぜひこのドラマのクソっぷりを共有しましょう。

以下詳細。
※6話までみた感想です。おもっくそネタバレ含むので注意。

良かったところ

OPの映像。これはかっけーと思った。

あと真島の兄さんのキャスティングと演技は良かった(改悪は多々あるけど)。

以上かな?

ダメだったところ

ぶっちゃけダメだったところは多すぎて書ききれるか自信がありませんが、よかったら最後までお付き合いください。

※ちなみにこの作品の低評価には俳優陣に責任はありません。とにかく脚本、演出、設定改悪が問題です。

・脚本が0点
自分の人生初の0点が出ました。歴代最低だった進撃の巨人を下回りました。
単純にストーリーがおもしろくない。龍が如くとしてみなければとかいう変な意見もあるけど、そういう言葉が出る時点で駄作決定だと思うし、そういう視点で見ても別に面白くないと思う。あと過去と現在こまめに行ったり来たりでわかりにくい。キャストの見た目もそんなに変わってないからわかりづらい。

そもそもゲームのストーリーが良いんだからそれをベースに再構築すればいいだけなのにことごとく隅から隅まで悪い方向に持って行ったようなとんでもないクソ脚本だなという感想でした。中途半端に龍が如く1とか0から情報引っ張ってきて中途半端にストーリーに組み込むからめちゃくちゃ。

単純にドラマとしてもストーリーの進み遅いし、重要なはずの親殺しの件なかなか出てこないし、中身もペラペラ。3話終了時点で「10話くらいやるつもりなんか?」と思ったら全6話でびっくり。残りも進み遅くてなんか急にラストバトル?みたいなの始まっていつの間にか終わってました。最後までペラペラで龍が如くの皮をかぶった別のなにかとしか言えないつまらないストーリーでした。

主演の竹内涼真がインタビュー動画で「脚本読んだらすごくおもしろくて監督に電話した」とか言ってたけどマジで?って感じ。マジならこの人は龍が如くやったことないし、主演決まってからもやらずに撮影に臨んだってことだよね。超がっかり。そしてそもそも面白い脚本読んだことないんじゃないかって疑ってしまう。おもしろいドラマに出たことあるはずなのに。

もし龍が如くプレイ済みでリスペクトも理解も愛もあるならこの脚本読んだら最初に「桐生はそんなこと言わない!これはさすがにダメでしょ!」ってつっこむと思う。

・キャスティング多数
まず主演。細い。体はしっかり鍛えて撮影に臨んだんだなぁとは思いました。でも完全再現は難しいにしても、桐生一馬をやるならもっと肉体改造してごつめの体を作ってきてほしかった。残念なひげ面とかキャラの性格、セリフ云々に関しては脚本・演出のせいだからキャストのせいではないとは思います。

錦も原作と違い過ぎてなんか違うってなってしまいました。最後の方もめちゃくちゃだしね。設定・脚本のせいです。賀来賢人は悪くない。

あとはまわりの人たち。冴島ちっちゃいしすぐ死ぬとかファンに嫌われにいってるとしか思えないレベルのひどさ。阿波野、渋沢もなんかちっさい小悪党になってしまって0の時の良さすべてぶち壊し。世良会長のポジションの人が佐々木大吾?とかいう別のキャラの名前くっつけたような謎の人。世良でいいやん。変える意味が分からん。嶋野もいたと思うけど、スキンヘッドじゃなかった。嶋野やるならスキンヘッドはマストでしょ。ほかにも名前だけパクった偽物みたいなのが山ほど出てきました。完全再現しろとは言わんけど、ここまで寄せる気がみじんもないと見事です。

って感じでゲームで出てきた良い味出してたキャラをことごとく残念キャスティング&改悪で小物にしちゃってましたね。これも脚本・演出が悪いだけです。やらされてる俳優たちは悪くないと思う。

・ありえないセリフの数々
「おれは龍になりたかった」「堂島の龍になりたいんです」「風間の野郎」などなどそんなこと言わないような、絶対に言わせてはいけないようなクソセリフのバーゲンセール。よくここまで原作を悪い方向に壊せるなぁと思った。これはある意味才能じゃねーかと思うレベルのクソ改悪っぷり。キャラ崩壊しすぎ。

・映像が全体的に暗くて見にくい
桐生と錦の対決シーンとか暗くてまじでわかりにくい

・キャラ紹介の白黒演出が無い
これやってくれるだけでも龍が如く感出ると思うんになぜやらんかった?って感じ。テロップも無いから誰が誰だかわかりにくい。原作との見た目の大きすぎるギャップもあるせいでなおさらわかりにくい。情報をわかりやすく伝える方法を知ってる人がいなかったんだろうなと思う。

・全体的にかっこ悪い
改悪のおかげでかっこいい感じのキャラがことごとく「なんかカッコ悪い感じ」になってしまってます。俳優の演技力うんぬんではなく設定・脚本のせい。龍が如く感ゼロ。

・改悪(というかもはや原作無視)設定の数々
「桐生のゲーセン強盗」
⇒桐生はそんなクソなことしない。コンビニの中で喧嘩して商品全部ぶっ飛ばしたりすることはあるけど、強盗はしない。小物ムーブ過ぎる。あと由美もそこに巻き込むとか桐生は絶対にしません。

「錦の一馬呼び」
⇒わざわざこうする意味がわからない。錦は桐生、由美は一馬でよかった。何も考えずに「とりあえず原作とは変えてみました」って感じでしょうね。

「風間のおやっさんを嫌ってる」
⇒ありえない。桐生の親殺した人だったけどそれを知っても「本当の親父でした…」って霧生が言えるくらいの絆があるキャラをこうするのは本当にありえない。何も考えずに「とりあえず原作とは変えてみました」って感じでしょうね。

「桐生と錦がと東城会のバッジつけて街でイキるシーン」
ださすぎる。桐生がダサすぎる。桐生はそんなことしません。

「狂犬コンビ」
コンビではありません。狂犬は真島の兄貴だけです。冴島は虎じゃない?

「大河呼び」
変。わざわざこうする意味が分からない。

「冴島死亡」
素手で巨大なクマと戦って勝つ男が銃弾1発で死んじゃうなんて。数発くらっても死なんのが冴島でしょ。ひどい。

「真島の目の件」
クソみたいな目の失い方。原作は良いストーリーがあったのに。こんな変なことするなら最初から片目でよかったやん。どうして悪い方向に変える?

「錦のスーツ」
白で良かったやん。何で変えた?まぁ何も考えずにテキトーに原作と違うようにしたんだと思うけど。俳優は悪くありません。脚本が悪いんです。

「由美の性格」
違う。原作通りでよかった。これも見事に悪い方向に変わってます。俳優は悪くありません。脚本が悪いんです。

「遥が由美の娘じゃない」
原作通りでいいやん。桐生が愛した女の娘だからよかったんやん。どうして余計なことする?

「謎に由美の姉登場」
いらん。無理やり追加した感がすごい。そしてただのクズ。マジで不要でした。俳優は悪くない。悪いのは改悪脚本。胸糞悪いだけのクソキャラ。最後妹かばって死んだと思いきや死んでないというありきたりすぎる上に中途半端なお涙頂戴ムーブ。感動ゼロ。

「ミレニアムタワー」
変な形。変える必要なくない?

「サイの花屋がただのきめーやつに」
ひどい。小物感がすごい。しぶいおっさんキャスティングしろよ。

「遥がクソガキに」
由美にわがまま言うだけのガキンチョになってました。

「変な地下闘技場」
無理やりクロヒョウ要素も混ぜ込んできたんかな?って感じ。賽の河原のゴージャスな感じをどう表現するか楽しみにしてたのでがっかり。途中からボクサーの成り上がりストーリーみたいになるし(笑)風間のおやっさんがトレーナーみたいになっとるし。わけわからん。嫌っとったよな?もうめちゃくちゃ。

「とっくに壊れてるのよ私たち」
壊れたのは錦だけです。桐生と由美の絆は変わりません。とっても大事なそこの部分を破壊するとはさすがです。

「神室町の悪魔」
いらね。マジで無駄設定。龍が如くをなんか違う作品と勘違いしてない?しかも正体も予想通り過ぎてがっかり。

「金村が東城会ナンバー2?」
わけわからん。なぜ三次団体の組長の名前をここで使った?

「由美の母親自殺?の過去」
いらね。ストーリーに絡んでないから入れる意味不明。

「阿波野がオラキオ」
他もへんてこだけど妙に出番が多くて、映るたびにちょっと笑ってしまう。おふざけだろもうこれ。

「桐生の裏切り」
浅い。浅すぎる。しょーもなすぎるわ。裏切ってないし。むしろ裏切ろうとしたんお前やん、錦。

「全部桐生のせいにする錦」
なんか違う。

「錦が堂島組組長??」
原作の設定と違い過ぎて6話直前まで気づかんかったw

「真島の兄さん、破門されとった」
いつのまにか破門されてましたwでも呼び出されましたwあまりにも出番少なすぎる。「桐生ちゃ~ん」って言いながら3回くらい襲ってきてほしかった。

「この街をぶっ壊すには悪魔の力が必要なんだよ」
はぁ?

「最後の戦い」
映像暗くてわかりにくいしお、地味過ぎて印象にあまり残ってません。場所はミレニアムタワーだけどよくわからんところだし、ゲームみたいに服脱いで入れ墨見せる演出もないし。せめて最後だけでもやってほしかったけど、さすがですね。一切やってくれませんでした。

「伝説の龍のくだり」
やっぱりねって感じ。予想通りすぎるよね、さすがに。もう少し早い段階で明らかにしてストーリー組んでも良かったんじゃない?って思った。

他にもまだまだいろいろあるような気はするけど1回だけ全話見た感じで思いついた感想でした。繰り返し見る気は全く起きません。おそらく二度と見ることは無いでしょう。

まとめ

龍が如くの良い所をほぼすべて取っ払って、できた隙間にクソを必死に詰め込んだような見事な作品でした。原作ファンの好きな所をアンケートで集めてわざとそれらすべて破壊したんじゃないかって思うくらいのものでした。ここまでひどすぎて逆にすごいって思える作品ははじめてかも。

原作者的な人のコメントで、

おそらく脚本陣は「龍が如く」シリーズをものすごく理解しているし、愛してくれていると思います

ってのがあるんだけど、どこをどう見たらそう思えるのかマジで理解不能。大切なことはなにも理解してないし、みじんも愛情持ってない人が作った脚本だと感じました。たぶん龍が如くファンはほぼみんな同じ気持ちになると思います。

あくまでも個人的な予想ではあるけど、監督・脚本・演出など作品にメインで関わるほとんどの人は龍が如く作品で遊んでないですね。実写化するなら最低3周くらいは遊んだうえで使うべき所、変えたらダメな所を理解してからやってほしいものです。なんとなく知った気になって「とりあえず原作と違うことしたろー」っていうテキトーなノリで脚本書かれて、周りの人も「よくわからんからこれでOK~」ってノリで最後まで行っちゃったんだろうなーって印象です。

おそらくこのドラマ版龍が如くは「原作リスペクトゼロで実写化するとこうなる」の代表作になることでしょう。「リスペクトが足りない」ではなく「リスペクトゼロ」です。Amazonのレビューがどこまで低くなるのか楽しみですね。これ書いてる時点で1.6。

今後漫画とかゲームを実写化する際の「実写化作品で絶対にやってはいけないことを学ぶ教材」としての使い道もありそう。本当に悪い意味で見事な作品でした。

いつかネットフリックスで脚本、キャストなどすべてゼロからやり直して作り直してくれる日を楽しみに待とうと思います。錦と真島の配役はそのままでもOK。

最後にもう一度。龍が如くファン必見です(笑)

おわり。




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