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高専(高等専門学校)という進路選択のメリットとデメリット

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こんにちは、
しょうりです。
 
チラでは、
中学三年のときの進路選択で、
「高専(高等専門学校)」を選ぶ、
メリットデメリットについてお伝えします。
 
進路選択の参考にしていただければと思います。
 
私個人の話をすると、
高専に進学して大正解でした。
 
好きな勉強は頑張って、
嫌いな勉強はそこそこでいい、
最高の環境でした。
 
はっきりいって最高の5年間でした♪
 
だけど当時クラスメイトを見ていると、
「誰にでも最高の環境ってわけではないんやなぁ」
って感じたこともあるので、
メリット・デメリットの両方を紹介します。
 
両方とも理解したうえで、
高専という進路を選択するかどうか?
考えてみてください。
 
 
 

高専(高等専門学校)とは?


はじめに高専ってなにか知らない方のために、
簡単にどんなところか説明しようと思います。
 
高専(高等専門学校)は、
簡単に言うと、
「中卒で入れる大学みたいなもの」
です。
 
高校生とは違って、
専門ごとに分かれた学科に入学するので、
一般科目以外は、学科ごとに全く異なる授業をやります。
 
1年の途中から専門科目の勉強が入ってきます。
 
一応高校っぽい内容もやるけど、
それはせいぜい1、2年くらいまでで、
そこから先はどんどん専門性が強まっていきます。
 
なので早い段階から
専門の道に入って勉強していける

そういう学校です。
 
「大学に準ずる高等教育機関」
っていうだけあって、
高等な教育が受けられるわけです。
 
 
 

高専という進路選択のメリット

とにかく自由!校則なんてくだらないものはない!

まず高専のメリットとして一番に挙げられるのはコレ。
なによりも自由であることです。
 
校則なんてものは存在しません。
そのへんは大学と一緒です。
 
携帯電話禁止とか、
服装がどうとか、
髪型がどうとか、
靴下の色がどうとか・・・
 
勉強に何の関係もない無意味なこと
気にして生活する必要はありません。
 
先生たちもそんなくだらないことは
気にしていないし、
残念な教師みたいに偉そうな態度とる人も
あまりいないので仲良くやっていけます。
 
 

受けられる教育のクオリティが高い

勉強面で、高専のメリットとして言えるのは、
高校と比べると、
受けられる教育のクオリティが高いこと。
 
専門科目の先生たちは、
博士(ドクター)、つまりはその分野のプロです。
 
一般科目に関しても、
いわゆるふつーの教師ではなく
各分野のプロが教えてくれます。
 
例えば数学なら、
「数学の教員免許を持っている人」ではなく、
「数学者(数学の博士)」が授業をしてくれます。
 
英語の先生も、
アメリカの大学で修士とったような人でした。
 
もちろん当たりハズレはあるけど、
教育のクオリティが高いのは間違いありません。
 
 

担当がハズレでもあとから補習してくれる

上でも書きましたが、
高専でも当然ハズレ先生はいます。
 
普通の高校だと、
ハズレにあたってもカリキュラムがある程度決まっているから、
どうしようもないって場合が多いかもしれませんが・・・
 
高専の場合は、
別の先生が時間を作って補習してくれたり、
授業のカリキュラムを変更して、
ちゃんと教えてくれます
 
こんなふうに先生たちが学生のために
柔軟な対応をしてくれるのも高専のメリットだと思います。
 
 

不要な勉強を頑張らなくてOK

高専に行った場合、
専門科目と数学、英語をしっかり勉強しないと怒られます。
テストで80点下回ると、
「もっとしっかりやれ!」
って言われます。
 
だけど、
国語系、社会系の科目は、
「単位さえとっておけばOK」
って感じです。
 
専門や英語で80点切るとダメだけど、
それ以外は赤点ギリギリでも何も言われません(笑)
 
わたしがかつて担任に言われた言葉は、
「順位を上げたければそっちも頑張ればいいよ」
って感じのことです。
 
自分が興味ない勉強、専門に必要ない勉強を
過剰に頑張る必要がない!っていうのは最高でした。
 
高校に行って大学受験するとなると、
そうも言ってられないので、
好き嫌いが激しい人にとって、
これは非常に大きなメリット
だと思います。
 
 

暗記する必要のないことはいちいち覚えなくてOK

高専のテストでは、
数学以外はあたりまえに電卓使用OKです。
 
あと持ち込みokなことも多いです。
公式集を持ち込みokな数学の試験もありました。
 
公式なんて書いてあるの見ればいい。
それを使えるようになっておけば問題ない
 
って話でした。
 
「無意味な暗記をなるべくしなくてもいい」
 
これも本当に大きなメリットです。
 
テストのためだけの暗記って
なかなかめんどくさいし、ストレスですからね。
 
 

職員室がないので気軽に質問に行ける

先生たちはみんな自分の部屋を個別に持っています。
 
なので授業でわからないこと、聞きたいことがあったら、
直接その先生だけに聞きに行けます。
 
職員室というものがないので、
とても質問しにいきやすかったです。
 
職員室って、
なんか入りづらいじゃないですか。
 
「それが無いって素晴らしい!」
って思いましたね。
 
先生たちもフレンドリーだから、
質問にいったらきっちり教えてくれますし。
 
 

国立大学に行きやすい

高専卒業後の進路で進学を選んだ場合、
大学の編入試験を受けることになります。
 
基本的に編入先の大学は、
すべて国立です。
 
一般の高校生たちは、
とてつもなくしんどい大学受験を
突破しないといけないみたいですが、
高専からだと圧倒的に入りやすいです。
 
もちろん試験はあるので、
なにもしないで簡単に入ることはできませんが、
好きな教科も嫌いな教科も関係なく、
必要のない知識も山ほどつめこまないといけない
大学受験に比べたら気分的には断然ラクですよ。
 
「受験勉強を頑張っている高校生、みんなすごいなぁ」
って思います。
 
受けるのも1個だけでなく、
日程さえ大丈夫なら何個でも受けられますしね。
いっぱい受けたらその分お金はかかりますけどね。
 
 

就職が超しやすい

高専卒業後の進路で就職を選んだ場合、
就職先を探さないといけません。
 
だけど、一般の人たちみたいに、
必死に就活する必要はありません。
 
わたしは大学に進学したから、
経験したわけじゃありませんが、
まわりの就職組を見ていると、
全然しんどそうには見えませんでした。
 
そもそも就職率は100%があたりまえですしね。
 
あとは「自分が気に入る企業があるかどうか?」
くらいなんだと思います。
 
一番すごかったのは、
5年生になりたての4月に、
応募してもいないのに
内定の連絡が届いた
人がいたことです。
 
4年の時にインターンシップでその会社に行って、
担任に「良かった」って話していたら、
担任から会社にその話が伝わって、
なにもしてないのに内定が来たみたいです。
 
そんなことも起こってしまうのが、
高専での就活です。
 
 

もし受験、就職に失敗しても助けてくれる

わたしの上の学年の人で、
就職活動が上手くいかなかった人がいました。
 
「もう卒業だからあとは自分でなんとかしてね」
なんてことにはなりません。
 
高専には専攻科っていう、
プラス2年行って大学卒業資格がもらえるシステムもあります。
 
就活決まらなかったその人は、
そこに入学させてもらえました。
 
一応定員とか決まってるんですが、
けっこうその辺は柔軟に対応してくれるみたいです。
 
ちゃんとやっている人を
見捨てない環境
って素敵ですよね。
 
 

高専出身って言うと「頭がいい」って思われる

最後に小さなメリットをお伝えします。
ほんとにちっちゃいので、
これは気にしなくてもOKです。
 
わたしが普段生活していた感じたことです。
 
高専は全国にあるので、
県外で出身校が高専だって言ったら、
高専出身ってだけで、
「頭いい人」って思われます(笑)
 
もちろん高専によっては、
県のトップのレベルのとこもあるので、
あながち間違いではありませんが・・・
 
自分の場合はトップレベルではないので、
あまり賢い人扱いされても困ります。
 
でも気分は悪くありませんけどね(笑)
 
これも高専にいく小さなメリットです♪
 
 
 

高専という進路選択のデメリット

入ってから合わないって気づくとヤバイ

高専は合う人にとっては最高に素晴らしい環境です。
 
だけど、
入ってから合わなかった場合、大変です。
 
私のクラスメイトに、
中学の時は学校でトップだった人がいました。
 
でも高専に入って専門を勉強するうちに、
自分は理系ではないことを知ってしまいました。
 
本当に大変そうでした。
 
最終的に無事に卒業はしましたが、
専門ではいつも苦しんでいました。
 
これを避けるためには、
事前に「自分が理系かどうか?」
よーーーーーーく考えて検証
しておく必要があります。
 
入ってからでは本当に遅いですからね。
 
 

自分でちゃんとできない人は落ちこぼれる

高専は自由だと言いました。
 
でも自由にはリスクもついてきます。
 
それは、
「自分でちゃんといろいろやらないといけない」
ということ。
 
高専は高校と違って、
簡単に留年させられます。
 
必要な単位取れなかったら、
即留年です♪
 
でもこれは、
やることちゃんとやっていれば、
全く問題なく超えられるモノです。
 
留年するってことは、
やることやってない証拠です。
 
だからもしも、
自分で自分をコントロールして、
生活から勉強までしっかりやる自信がないなら、
高専は選ばないことをおすすめします。
 
 

途中で道を変更するのは難しい

高専に入ってから理系じゃないと気づくとヤバイ
って話をしましたが、
その理由がコレです。
 
入学の時点で学科が決まっていて、
即専門の道に入ってしまうので、
あとから道を変えるのはできません。
 
変えるとしたら、
3年で辞めて大学受験するとか、
卒業後に違う専門の大学に進むか、
くらいしかありません。
 
どっちにしても大変だと思います。
 
高専では専門に特化した環境で勉強しているので、
普通に大学受験しようと思うと、
「受験のためだけの勉強」を
別で
やらないといけません。
 
卒業後にしても、
文系大学に行くなら全く違う世界の勉強を
自分で自力でやらないといけません。
 
しんどいと思います。
 
高校であれば、
理系を選択していたけど、
いざ大学受験の時に文系に変えることも
不可能ではないはずです。
 
なので「自分は理系だ!この分野が好きだ!」
って自信満々で言えないのなら、
高専は避けておいた方がいいと思います。
 
 

5年は長いって言う人もいる

高専は高校と違って、
5年間あります。
 
わたしはクラスメイトにもめぐまれ、
環境もぴったりだったので、
まっっっったく長く感じませんでした。
 
だけどなかには
長いって感じる人もいるみたいです。
 
5年間耐えられなくて、
辞めちゃう人いました。
 
だから高専に進む前に、
5年間というのを自分なりに想像して、
耐えられるかどうか?がんばれるかどうか?

考えてみてください。
 
 

結局どうしたらいいの?ってときは・・・


ここまでメリットとデメリットをお話しましたが、
結局どうしたらいいのか?
迷っちゃった方もいるかもしれません。
 
高専を選ぶポイントは、
 
・自分は間違いなく理系!って言える
・自由が好き
・勉強したい専門の学科がある
・英語以外の文系科目を勉強したくない
・自分でちゃんとやる覚悟を決められる

 
これだけそろっていれば、
高専という選択肢はアリだと思います。
 
高専が好きなことを学ぶのに、
最高の環境であるのは間違いありませんからね。
 
しょうり

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